調査サマリー
日本財団ボランティアサポートセンターでは、新型コロナウイルスの感染拡大により決まった東京2020大会の延期が、都市ボランティアに与える影響について調査を実施。大会の延期決定前に行われた同様の調査結果も踏まえながら、大会の延期により都市ボランティアがどのような不安を抱えているか、大会を応援する気持ちにどのような変化があったのかを明らかにすることを目的として実施し、多くのボランティアが引き続き大会を応援する気持ちを維持していることが明らかになった。
延期が決定しても、大会を応援する気持ちは変わらず
約8割がモチベーションを維持
大会延期による、オリンピック・パラリンピックを応援する気持ちの変化を尋ねたところ、約8割が大会へのモチベーションを維持していた。

都市ボランティアとして活動する際の不安は「新型コロナの収束状況」「スケジュール調整」
モチベーションの維持に対する不安は少数
翌年の大会時に都市ボランティアとして活動するにあたっての不安要素は「新型コロナウイルスの収束状況」が約8割、「活動スケジュールの調整」が約半数に上った一方で、モチベーションの維持を不安視する人は半数以下にとどまった。

感染リスクに対する不安は強い
感染時の運営側の対応への懸念も
都市ボランティアとして活動するにあたっての不安は、事前研修時、活動時の感染リスクに対する不安が高かった。また、感染時の運営側の対応に関しても心配する人が多かった。

調査概要
名称:東京2020大会「都市ボランティア」アンケート調査(2)~延期に伴う活動等への影響等~ ー速報版ー
調査対象:東京2020大会の関係自治体(6自治体)の都市ボランティア5,702人(札幌市、宮城県、福島県、藤沢市、山梨県、静岡県)
※複数自治体の都市ボランティアに応募している場合は、いずれかの1つの自治体から回答する。
調査時期:2020年6月16日~7月15日まで
調査手法:インターネットによるアンケート調査
有効回答数:2198人
調査設計・分析:日本財団ボランティアサポートセンター
資料全文:https://www.volacen.jp/pdf/202006-tokyo2020-citycast-survey-postpone.pdf