ボランティア調査報告

スポーツボランティア個人に関する活動調査

調査サマリー

日本スポーツボランティアネットワーク(JSVN)の正会員団体のボランティア登録者およびJSVNのスポーツボランティアライセンス保持者を対象にスポーツボランティアに関する活動調査を実施し、笹川スポーツ財団が全国の18歳以上の男女を対象に行った『スポーツライフ・データ2016』の調査結果と比較を行った。
調査対象者のスポーツボランティアへの高い関心と参加率が明らかになり、今後開催される国際的スポーツイベントにも高い参加希望が判明した。

スポーツボランティアの実施状況

約8割が「過去1年間にスポーツボランティアを実施した」と回答

過去1年間のスポーツボランティアの実施状況の有無をみると、「ある」が77.2%、「ない」が22.8%となっていた。
笹川スポーツ財団の『スポーツライフ・データ 2016』調査結果と比較すると、スポーツボランティア活動に携わる満18歳以上の人の割合は6.7%となっており、本調査結果におけるスポーツボランティアの実施率は非常に高い割合であることがわかった。

スポーツボランティアの活動内容

「大会、イベントの運営や世話」が最多

過去1年間のスポーツボランティアの活動内容をみると、「大会、イベントの運営や世話」が92.6%と最も高く、次いで、「団体・クラブの運営や世話」が23.8%、「スポーツの指導」、「スポーツの審判」が15.4%となっている。年間の実施回数では、「スポーツの指導」が32.9回と最も多く、次いで、「団体・クラブの運営や世話」が19.5回、「スポーツの審判」が9.2回となった。

東京2020オリンピックのボランティアへの参加意向

9割以上が「行いたい」と回答

東京2020オリンピックのボランティアへの参加意向をみると、「ぜひ行いたい」が73.5%、次いで、「できれば行いたい」が20.9%、「わからない」が2.9%となっている。
笹川スポーツ財団の『スポーツライフ・データ 2016』における東京2020オリンピックでのボランティア実施希望率をみると、「ぜひ行いたい」が2.0%、「できれば行いたい」が8.2%となっており、「まったく行いたくない」が50.3%と約半数を占めている。この結果と比較すると、本調査における東京2020オリンピックのボランティアへの参加意向は非常に高い傾向にあった。

東京2020パラリンピックのボランティアへの参加意向

東京オリンピックと同様に非常に高い参加意向

東京2020パラリンピックのボランティアへの参加意向をみると、「ぜひ行いたい」が67.3%、次いで、「できれば行いたい」が24.9%、「わからない」が4.5%となっている。
笹川スポーツ財団の『スポーツライフ・データ 2016』における東京2020パラリンピックでのボランティア実施希望率をみると、東京2020オリンピックにおけるボランティア実施希望率と同様に、「ぜひ行いたい」が1.7%、「できれば行いたい」が7.3%となっており、「まったく行いたくない」が50.1%と約半数を占めている。この結果と比較すると、本調査における東京2020パラリンピックのボランティアへの参加意向は、オリンピックと比べると希望率が下がるものの、高い傾向にあった。

調査概要

スポーツボランティア個人に関する活動調査

調査対象:日本スポーツボランティアネットワーク正会員団体(14団体)のボランティア登録者および、日本スポーツボランティアネットワーク ライセンス保有者

調査時期:2016年2月6日〜2月26日

調査手法:インターネット調査

回答数:755

資料全文:https://www.volacen.jp/pdf/2017-sportsvolunteer-survey.pdf