ボランティア調査報告

ラグビーワールドカップ2019⽇本⼤会 公式ボランティアプログラム「NO-SIDE」活動レポート

調査サマリー

ラグビーワールドカップ2019日本大会のボランティアを対象に、活動前後の2回わたり活動に関する調査を実施。調査を通して、ボランティア活動に対する満足度が非常に高いことが示され、スポーツボランティア活動への意欲が高まっていることが明らかになり、大会ボランティア経験者の継続的なボランティア活動への参加について期待が寄せられる結果となった。

スポーツボランティアの実施状況

スポーツボランティア経験者が過半数

過去1年間にスポーツボランティア活動を「⾏った」者は54.4%と全体の過半数で、笹川スポーツ財団の全国調査のスポーツボランティア実施率(6.7%、2018年)を⼤きく上回った。活動内容で多いのは、「【全国的・国際イベント】⼤会・イベントの運営や世話」や「【地域のスポーツイベント】⼤会・イベントの運営や世話」で、⼤⼩さまざまなスポーツイベントのボランティア経験者が参加していることがわかった。

ラグビーとの関わり

プレー経験がある⼈は1割程度

回答者のラグビーとの関わりで最も多いのは、「ラグビー⽇本代表の試合をテレビやインターネットで観戦したことがある」の63.9%で、テレビ・インターネット観戦経験が上位を占めた。「⾃⾝が部活動などで選⼿としてプレーしたことがある」は11.5%であり、ラグビー経験のあるボランティアは少ないことがわかった。

ボランティア活動の満足度

9割のボランティアが活動に満⾜

ボランティア活動全体の満⾜度を訪ねた。「⾮常に満⾜した」が55.0%、「やや満⾜した」が34.5%であり、両者を合わせると「満⾜した」が9割を占めた。⼀⽅、「あまり満⾜しなかった」と「全く満⾜しなかった」を合わせた「満⾜しなかった」は6.3%であり、回答したほとんどのボランティアが活動に満⾜していることがわかった。

今後のスポーツボランティア実施希望

9割以上が今後もスポーツボランティアの実施を希望。

今後のスポーツボランティア活動の実施希望についてみると、「ぜひ⾏いたい」(55.4%)と「できれば⾏いたい」(39.1%)を合わせた「⾏いたい」が94.5%であった。「ぜひ⾏いたい」は、活動前に⾏った調査の49.3%から6.1ポイント増加しており、ラグビーワールドカップ2019日本大会のボランティア活動を通じて、スポーツに関わるボランティアの意欲が向上したことがうかがえた。

調査概要

ラグビーワールドカップ2019日本大会ボランティアに対するアンケート調査

調査対象:ラグビーワールドカップ2019日本大会の大会ボランティア

調査時期:活動前 2019年9⽉3⽇〜18⽇/活動後 2019年11⽉21⽇〜12⽉14⽇

調査手法:インターネット調査。公益財団法⼈ラグビーワールドカップ2019組織委員会よりボランティアに対して調査画⾯のURLをメールで送信

回答数:活動前調査 4823⼈/活動後調査 4974⼈

資料全文:https://www.volacen.jp/pdf/2019-RWC2019-volunteer-report.pdf