調査サマリー
全国の1万人の大学生、大学院生、短期大学生、専門学校生、高等専門学校生を対象に、ボランティアに関する意識を探る調査を実施。ボランティア活動への関心、活動したことのある分野、ボランティア活動から得られたことなどを調査し、過去1年間にボランティア活動に参加した学生が、前回2017 年の調査結果と大きな変動がないため、学生のボランティア参加は、コロナ禍以前の状態に戻っていることがわかった。 また、ボランティア活動と「ガクチカ(学生時代に最も力を入れていること/入れたこと)」や「幸福度」との関係性も明らかになった。
過去1年間のボランティア活動の有無
ボランティア参加は、コロナ禍以前の水準へ
過去1年間のボランティア活動の実施については、2017年調査よりも若干の減少がみられるが、大きな変動がないことから、コロナ禍以前の状態へもどっていることが推測される。

今後のボランティア参加希望
過去1年間にボランティアに参加していない学生も5割以上が参加を希望
過去1年間にボランティアに参加していない者のうち、57.5%がボランティア活動への参加を希望している。

ガクチカとボランティアの関係性
ガクチカでボランティアを選択した学生の8割以上が活動を実施。
ガクチカ(学生時代に力を入れていること/入れたこと)として「ボランティア」を選択した学生は2.5%だったが、そのうちの8割以上が過去1年間にボランティア活動に参加していた。

ボランティア活動と幸福度の関係性
ボランティアへの興味や参加経験があるほど、幸福度が高い傾向
幸福度についての調査で7点以上をつけた学生が「ボランティアへの興味あり、活動あり」では70.7%に対し、「ボランティアへの興味なし、活動なし」では64.2%で、ボランティアへの興味や参加経験があるほど、幸福度が高い傾向にあった。

調査概要
名称:全国学生1万人アンケート~ボランティアに関する意識調査2023~
調査対象:18歳~26 歳の大学生、大学院生、短期大学生、専門学校生、高等専門学校生
調査時期:2023年10 月6 日~11 日
調査手法:インターネットリサーチ(スマートフォンSNS アプリを利用)
回答数:10,519人からランダムサンプリングにて10,000 人に調整(前回2017 年の調査結果との比較のため)
資料全文:https://www.volacen.jp/pdf/2023-student-volunteers-survey.pdf