ボランティア調査報告

ボランティアに関する実態調査(2018年11月)

調査サマリー

東京2020オリンピック・パラリンピックの開催にあたり、「困っている人に対する意識・声かけ」「多様性」「東京2020オリンピック・パラリンピックのボランティア参加にあたっての期待や不安」などを調査した。

「困っている人への意識・声かけ」は約6割が「何も行動しない」と回答

大会を契機としたボランティアマインドの醸成に期待

「困っている人への意識・声かけ」を尋ねたところ、約6割が実行には移していないと回答し、東京2020大会のボランティア経験がこうした意識を変容させ、ボランティアマインドの醸成に繋がることが期待される結果となった。

『困っている人』に対する意識・声かけへの実態

「多様性」については、人種、言語をイメージする人が多数

障害をイメージした人は30%、最初に思い浮かんだ人はわずか7%

「多様性」について思い浮かんだイメージを尋ねたところ、人種51%、言語36%などとなった。障害については30%で、中でも最初に障害が思い浮かんだ人は7%にとどまり、「多様性と調和」を基本コンセプトとする東京2020オリンピック・パラリンピックが、障害に関する理解を深めるきっかけとなることが期待される。

多様性に関するイメージ

東京2020大会のボランティアには約半数が参加意向あり

参加にあたっての期待は「自分自身の視野を広げる」が最多

東京2020大会のボランティアへの参加については、約半数が参加意向ありと回答した。また、参加にあたっての期待は「自分自身の視野を広げる」など、自己の成長の機会としての期待が多く、これまでの「困っている人を助ける」というボランティア観とは異なる傾向がうかがえる結果となった。

東京2020ボランティア参加意向・参加にあたって期待する点(全体)

調査概要

名称:日本財団ボランティアサポートセンター研修内容に関する調査 第2回サーベイ

調査対象:関東圏在住者の20代~60代

調査時期:2018年11月9日~11月11日

調査手法:インターネット調査

有効回答数:2,000人

資料全文:https://www.volacen.jp/pdf/201811-volunteer-fact-finding-survey.pdf